~「技術サービス連邦×人財育成」の実践を紹介~
マイスターエンジニアリンググループ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野大介、以下「当社グループ」)は2026年9月28日、株式会社タナベコンサルティング(以下「タナベコンサルティング」)主催の「建設ソリューション成長戦略研究会・設備工事研究会」にゲスト講師として登壇しました。同研究会は、当社グループの人財育成拠点である「ME技術センター」(千葉県佐倉市)を会場に開催され、会員企業から44名が参加しました。

研究会では、タナベコンサルティングによる基調講義に続き、「インフラメンテ・工事領域でのロールアップ戦略と人財育成 ― 技術サービス連邦の挑戦 ―」と題して当社グループが2部構成で講演しました。人手不足や後継者不在といった課題に直面する建設業・設備工事業の皆さまに向けて、当社グループが実践している技術者の採用・育成の仕組みを中心に、各社で応用いただける考え方をご紹介しました。
<第1部:「技術サービス連邦」という選択肢> 登壇:代表取締役社長 平野大介

インフラや設備の保守・工事を担う技術サービス業界を取り巻く現状を、各種データをもとに解説しました。仕事の需要が増え続ける一方で、技術者の減少に伴う人手不足、賃金の上昇、後継者の不在といった要因が重なり、黒字のまま廃業に至る企業も少なくありません。こうした状況を踏まえ、当社グループが事業承継を通じて実践している「技術サービス連邦」について紹介しました。グループ各社が自主自立の経営を続けながら、採用や教育訓練、管理業務などをグループで支え合い、スケールメリットを活かすという考え方です。一社単独で続けていくことが難しくなる中、集まり、協働することで、技術サービスを「なりわい」から「産業」へと高めていく将来像も示しました。そのうえで、企業の規模や経営のかたちにかかわらず、成否を分けるのは「人を採り、育てる力」であることをキーメッセージとしてお伝えしました。
<第1部:「技術サービス連邦」という選択肢> 登壇:代表取締役社長 平野大介
第1部の流れを受けて育成に的を絞り、現場ではベテランの減少や教える側の時間不足によって「先輩の背中を見て、技は盗んで覚える」という従来のスタイルが成り立ちにくくなっている現状を取り上げました。そのうえで、技術の継承を着実に行うための当社グループの取り組みを説明。採用から一人前に育つまでの過程を、個人の頑張り頼みにせず「会社の仕組み」として整えるもので、その中核となるのが、配属前研修と、配属後の育成プログラム「F&F(フィールド&フォーラム)」です。
配属前研修では、ME技術センターの実機を用いて、未経験者でも安全に現場に立てる状態をつくってから配属します。こうした研修基盤をグループで備えている点も、第1部で触れたスケールメリットが人財育成に生きている例として紹介しました。なお、同センターの教育プログラムは、2026年3月に千葉県知事から「認定職業訓練」の認定を受けています。

配属後のF&Fでは、現場での実践(Field)と座学(Forum)を繰り返しながら育成します。優れた技術者のノウハウを言語化した基準で習熟度を評価し、その進み具合を経営が定期的に確認する点が特徴です。導入した現場では、一人前になるまでの期間の短縮が見込めるなど、仕組みの有効性が見えてきていることも紹介しました。さらに講演の結びでは、工事・メンテナンス業にとって人財育成は人事課題ではなく、「経営戦略そのもの」であると強調しました。
続く質疑応答では、事業承継に関する当社グループの考え方に深く切り込む質問が寄せられ、講演テーマへの関心の高さがうかがえました。また、言語化した育成の仕組みをいかに現場に根づかせ、回し続けていくかといった実践的な問いからは、自社の経営課題として真剣に向き合う参加者の皆さまの姿勢も伝わってきました。
<ME技術センター内研修設備の視察>
講演後は、参加者の皆さまにME技術センターの研修設備をご視察いただきました。当社グループの研修講師が実機の前に立ち、機器に触れての実演や動画を交えながら、普段の研修の進め方を説明。講演でお話しした育成の仕組みが実際の現場でどのように運用されているのかを、間近でご覧いただく機会となりました。

当社グループは今後も、これまで培ってきた技術者の採用・育成の知見を発信し、日本のインフラを支える技術サービス業界全体の担い手の確保と育成に貢献してまいります。
< マイスターエンジニアリンググループについて >

マイスターエンジニアリンググループは、1974年の創業以来、「技術で、社会を支える」エンジニア集団として、人々の日常、社会・経済活動を支える製造業・インフラを未来へと繋いでいくことを使命に、高い技術を持つ中小企業が集まり、協働する「技術サービス連邦※」を形成しています。
※技術サービス連邦:マイスターエンジニアリンググループでは、高い技術力を持つ中小企業の事業を継承し、仲間として迎え入れています。参画企業同士がそれぞれの強みを活かしながら自立し、互いに支え合い・協働し合うことで、ともに成長を目指す連邦型の経営基盤を構築しています。