マイスターエンジニアリンググループ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野大介、以下「当社」)は、現場での技術継承における諸問題の解決に向けた科学的教育支援として、当社が開発した「教え方研修」を社内外にて実施展開しています。当社グループの目指す人財育成オープンプラットフォーム運営とその一環としての「教え方研修」についてお知らせいたします。
マイスターエンジニアリンググループの目指す「人財育成オープンプラットフォーム」
背景: 生涯を託せる技術を身につける“社員ファースト”の考え方
当社グループにおいては、未経験者でも技能・技術を身につけて活躍できるよう、幅広い研修プログラムの構築や育成環境等、生涯を託せる技術を身につけられる体制を整備しています。当社グループが大切にする”社員ファースト”の考え方の下、グループ内外を問わず共通する人財育成や働く人々の悩みの解決に向けた支援を実行します。
「教え方研修」について
研修内容: 相手は私の『常識』を知らない。教え方には『型』がある。
現場で着実に技術伝承を進めるためには、リーダーを中心とした技能者の「教える力」の向上が重要となります。当社グループでは、被育成者のスキル成長とモチベーションアップを両立する教え方をカリキュラム化し、"育成者"の育成を着実に進めています。
現場リーダーは、単に指示を出すだけでなく、部下の成長を促進し、効率的な業務遂行を実現するための「教え方」を身につけることが求められます。本研修では、独自のやり方ではなく汎用性の高い「型」に基づく教え方を学ぶことで、誰にでも適用できる実践的な育成手法を習得することを目指します。「1回教えてできるのは『神話』・相手は私の『常識』を知らない・教え方には『型』がある」を合言葉に、業務の内容に依存しない「教え方の型」を学びます。本研修で扱うのは「知識・学問・技能などを相手に身に付けさせるよう導く、表現を軸とした積極的な手法」であり、信頼関係構築や実践演習を通じて指導力の向上を目指します。
今後の狙い: 企業の垣根を越えた環境支援
本研修の受講者はのべ350名程度(当社グループ内、外部企業様含む)となっており、チームで成果を上げ、円滑に仕事をやり遂げる教える文化の醸成にお役立ていただいております。今後は外部企業様にご活用いただける機会をさらに増やしてまいります。さまざまな現場に共通する問題とその解決策を取り入れたオリジナル教育研修プログラムの開発を通じ、業界に従事する方々がやりがいを持って働けるよう、企業の垣根を越えた環境支援に努めてまいります。
受講者からの評価
今回は当社メカトロ事業部の取引先である株式会社SCREEN GPサービス東日本様に研修を受講いただき、「段階を踏むことや、グループ分けして指示を行うことを実践していきたい」「技術出身の講師の方の経験を含めた研修内容であり、非常に勉強になった」といった声が寄せられました。また、演習を通じて現場で直面する課題に即した内容だったとの高い評価をいただきました。
< 株式会社SCREEN GPサービス東日本様について >
1977年にSCREENグループ(旧・大日本スクリーン製造株式会社)の一員として設立しました。当初からグラフィックソリューション製品の保守サービスを提供し、現在では東日本地域に6つの拠点を展開しています。熟練の技術者が、印刷業界向けSCREEN製品の設置、保守、オペレーショントレーニングをはじめ、ワークフロー、ネットワーク、色管理に関するソリューション提供など幅広い業務を手掛けています。(株)SCREEN GPサービス東日本様は単なる保守サービスの提供に留まらず、業界標準の策定や普及活動にも積極的に関与し、印刷業界全体の発展に貢献しています。
< マイスターエンジニアリンググループについて>
イキイキと働く未来に向けた、共創型「人財育成オープンプラットフォーム」運営を目指して。
少子高齢化による生産年齢人口減少が確実に進んでいく中で、半導体や自動車などの産業技術の進化を支えるエンジニア育成は重要な課題です。マイスターエンジニアリンググループは、業界の垣根を越えて、産官学が協働して人財育成を推進できるよう、エンジニアの採用・教育と、培った技術を発揮し成長する機会の拡大・提供に積極的に取組んでまいります。