株式会社マイスターエンジニアリング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野大介、以下「当社」)のファシリティ事業部第二部は、2025年7月24日(木)、当社ならびに協力会社の安全意識・知識向上を通じた労働災害事故撲滅に向けて、神戸ポートピアホテルにて2025年度の安全大会を開催しました。今大会には、当社および協力会社約40社より、総勢約110名が参加しました。


大会トピックス
今大会は、以下3つのトピックスを軸に進行しました。
①当社の安全品質管理推進室による2024年度に発生した事故の振り返りと直近の取り組み報告
②当社の保健師および公認心理士による社員のメンタル不調時の対応ポイント
③招へい講師 山下健一氏(冒険者)によるヒューマンエラーとリスクマネジメントに関する講演
①安全品質管理推進室による振り返りでは、事故事例を引き合いに、用具を正しく使用することや過密スケジュールを回避することの重要性を再確認しました。また2025年6月以降義務化された熱中症対策に関する取り組みとして、予防マニュアルの整備を進めていることなどを報告しました
②保健師および公認心理士からは、業務パフォーマンスの低下や遅刻などはメンタル不調の兆候である可能性があるため、一概に当該社員の問題行動と決めつけず、精神疾患の可能性も考慮して対応することの重要性が発信されました。さらに、対応にあたっては業務上の配慮や専門医受診の促進など、さまざまな側面から支援する姿勢が必要であることも解説されました。
③ヨットで太平洋一周航海を達成するなどの経歴をお持ちの冒険者 山下健一氏は講和の中で、ご自身の実体験から、ヒューマンエラーを招く最大の要因は油断ではなく無意識の集中力低下であると強調。事故発生リスクの高い場所では先回りして予防措置を施ししておくことや、自分の集中力が低下した場合に周囲がサポートを提供できるよう、日ごろからチーム内で問題意識を共有しておくなど、1人で抱え込まずに周囲を巻き込むことの重要性を説かれました。

今後も現場従事者の安全意識をより一層高めることで業務品質の向上、お客様からの信頼獲得・維持につなげ、末永くその期待に応え続けられるよう取り組んでまいります。
開催日時・場所
日時:2025年7月24日(木)16:00~17:30
場所:神戸ポートピアホテル(神戸市中央区港島中町6丁目10-1)
関連資料
< 山下 健一 氏
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1963年9月14日福岡生まれ。13歳でロッククライミングを始め、18歳でクライミングの聖地ヨセミテへ単身渡米。当時ギネス世界一を誇った絶壁ハーフドーム北西壁の単独登攀に日本人として初めて成功した。2000年6月、家族4人でヨットによる太平洋一周に旅立ち、03年8月に帰国。現在は三倉岳のふもとに住みながら、冒険総合体験談などを提供している。
< 株式会社マイスターエンジニアリング
ファシリティ事業部 >
当社ファシリティ事業部では「メンテナンス事業」と「エンジニアリング事業」をコアビジネスに、半世紀にわたって、社会生活を支えるインフラである建物の、安心で快適な空間環境づくりに貢献しています。
当社の祖業である「メンテナンス事業」においては、建物管理の基本となる日々の点検データを基にした予防保全を中心に、人だからこそ可能なきめ細かいサービス、臨機応変な対応で建物の安全・安定を支えています。
「エンジニアリング事業」では設備の改良・改修施工を担っており、日々の建物・設備の営繕から、高圧受変電設備や、空調機器の更新工事をはじめ、幅広い各種工事に対応しています。
これらの事業を通じて、当事業部ではホテル・工場・病院・商業施設・オフィスビル・マンション・スポーツセンターなど幅広い施設における設備管理から保守運用までの各種技術サービスをワンストップでご提供。そこに当社グループの技術を合わせることで、トータル管理体制のさらなる強化を図っています。
これからも長年にわたり培った経験・ノウハウと技術力をもとに、お客様の課題やニーズに寄り添った最適なサービスを提供してまいります。
< マイスターエンジニアリンググループ >

マイスターエンジニアリンググループは、1974年の設立以来、日本のインフラ・ものづくりを支える技術サービス集団です。重電機器や都市土木等の超重要インフラの改修・メンテナンスや、半導体、自動車、産業機械など幅広い分野への設計・開発・フィールドエンジニアリングを提供しています。当社グループは、高い技術力を持つ中小企業と「技術サービス連邦」を形成し、技術者の採用と育成、キャリアアップ機会の提供、経営インフラの共通化、DX導入支援を通じて、ともに社会・経済活動の基盤であるインフラを守り、未来へと繋ぐリーダーとなることを目指しています。